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成長ホルモンが不足すると…

うつ病、メタボリックシンドロームに似た症状が!?

大人になってから、成長ホルモンの分泌が悪くなると、疲れやすい、やる気が出ない、気分が落ち込んだりするなどのうつ病に似たような症状や、食事の量は増えていないのに体重が増えて体脂肪や中性脂肪が増加し、肥満体質いわゆるメタボリックシンドロームに当てはまるような状態になったり、また筋肉の減少や骨が弱くなるなど身体的にも影響がでてしまうこともあります。このような状態は、生活の質(QOL)の低下の直接の原因となります。

また、成長ホルモンが出なくなると、心血管病変による死亡率が健常者の約2倍になることが報告されています。

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具体的な症状

  • 脂肪分解が低下し体脂肪が増加し、コレステロールや中性脂肪が増加します。
  • 蛋白合成が低下するため、筋肉量が減少し筋力が低下します。
  • 骨塩量が減少し、骨が弱くなり、骨折や骨粗しょう症を起しやすくなります。
  • 皮膚は乾燥し薄くなります。
  • 体毛が柔軟化します。
  • 疲れやすい、やる気が出ない、気分が落ち込んだり集中力が低下したりと、なんとなく具合が悪い状態が続きます。

このような症状は成人成長ホルモン分泌不全症にみられ、詳しい検査が必要となります。この疾患は他の疾病などと間違われやすいものです。また、このような症状が全て成長ホルモンが原因といえるものではありませんので、病院で正しい検査をしなければ確定診断はできません。

もしあなたがこのような症状に思い当たるのであれば、チェックシートでご確認の上、病院での検査をおすすめいたします。