3.染色体の異常による成長障害

○ターナー症候群による低身長

 女の子の成長障害の原因のひとつに、ターナー症候群があります。ターナー症候群は、女子に2本あるはずのX染色体のうちの一方が、欠損しているか、構造異常があるために起こる染色体異常症です。
 生まれた時の体格はやや小さいことが多く、手足の浮腫が目立つことがあります。その後、他の子どもに比べて成長がゆっくりなので、幼稚園から小中学校にかけて次第に身長の低さが目立つようになります。
 また、翼状頚(首が太めで両肩に向かってすそが広がっている)や、外反肘(腕を伸ばしたとき、ひじが親指の側に曲がっている)などの身体的な特徴が見られます。しかし、必ずしもこれらの特徴をもっているわけではないので、少しでも疑いのある場合は染色体分析を行うといいでしょう。
 平均的な女の子は、10歳頃から思春期に入り、急激に身長が伸びますが、多くのターナーの女の子にはこの伸びがこないため、身長差がさらに大きくなります。
ターナー症候群による低身長