7.心理社会的な原因による成長障害

 虐待などのストレスによる心理的な原因でも成長障害をもたらすことがあります。その代表的なものが愛情遮断症候群です。
 親から精神的な虐待を受けて育ったために、背が伸びないというもので、極端に身長の伸びが悪いことから、虐待が発見されることもあります。愛情遮断症候群の子どもは、入院などによりストレスから解放されると、急に身長が伸び始めます。また、退院して元の悪い環境の家庭に戻ると再び伸びなくなるのも特徴です。
 このように環境によって背が伸びたり伸びなかったりすることに対しても生理的な成長ホルモンの分泌が関係しています。
 

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 成長ホルモンは睡眠中に分泌が活発になりますが、安心して眠ることができる=親から守られて心理的に大らかな環境が子どもの成長には大切であることが分かります。

成長ホルモン分泌パターン